BirthControl―女達の戦い―
それからの日々は地獄のようだった。


同じような行為を今度は承知した上でやらなければならなかった。


最初の菊地とは比べ物にならないほど、男たちは礼子の体を弄んだ。


元々スタイルもよく美人だったため、父から頼まれた男達は喜んで礼子の相手を引き受けた。


それが全てなぜ既婚者で、子供を持つ男に限られているのかを知ったのは、あの夏から半年が経った頃だった。


深夜、喉が渇いてキッチンに向かおうとすると、リビングで父と母がヒソヒソと話をしているのが聞こえた。


礼子はそっとドアに近づき気づかれないように聞き耳を立てる。


「もう半年よ?

早くしないとあの子、20歳になっちゃうわ?」


「そうだな?

思ったより出来にくい体質なのかもしれないな……」


「やっぱり若い男の方がいいんじゃないかしら?」


「いや、それはダメだ!

もしお互いに恋心でも抱いたら面倒なことになる

子供が出来ても、相手に奪われたら意味がないだろう?

だから家庭のある男が都合がいいんだよ」


「それもそうね?

浮気して出来た子供を引き取りたいなんて奥さんには言えるわけないものね?」


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