BirthControl―女達の戦い―
昔の明るくて優しかった彼からは想像できないくらい、目はうつろでビクビクしている夫をしのぶは見ていられなかった。
そんな時、真希からの誘いがあったのもあり、彼女に思いきって相談してみることにしたのだ。
「実は最近、裕之さんの様子がおかしくて……
どうしたらいいのかわからないの……」
彼女は少し考えるような素振りを見せながらしばらく黙っていたけれど、やがて決心したように口を開いた。
「しのぶちゃん、それっていつから?」
何か心当たりがあるんだろうか?
そう聞かれてしのぶは正直に答えた。
「実は最初に変だなって思ったのは、もう6年も前のことなの
だけどその頃は子育てに精一杯で、そこまで気にならなかった
やっと子育ても落ち着いてきて、夫にも目が向くようになった時、やっぱり様子がおかしいって思って……」
彼女は眉間に皺を寄せながらしのぶの話を聞いていたけれど、やがて悲しそうに瞳を揺らしてこちらを見た。
「あのね?
実は心当たりはあるんだけど……
しのぶちゃんに話していいのか正直悩んでる」
そんな時、真希からの誘いがあったのもあり、彼女に思いきって相談してみることにしたのだ。
「実は最近、裕之さんの様子がおかしくて……
どうしたらいいのかわからないの……」
彼女は少し考えるような素振りを見せながらしばらく黙っていたけれど、やがて決心したように口を開いた。
「しのぶちゃん、それっていつから?」
何か心当たりがあるんだろうか?
そう聞かれてしのぶは正直に答えた。
「実は最初に変だなって思ったのは、もう6年も前のことなの
だけどその頃は子育てに精一杯で、そこまで気にならなかった
やっと子育ても落ち着いてきて、夫にも目が向くようになった時、やっぱり様子がおかしいって思って……」
彼女は眉間に皺を寄せながらしのぶの話を聞いていたけれど、やがて悲しそうに瞳を揺らしてこちらを見た。
「あのね?
実は心当たりはあるんだけど……
しのぶちゃんに話していいのか正直悩んでる」