問題男子は不登校

立ち上がった私の手を掴む。



「待て待て、冗談だから」


「もう何なんですか!」





また腹を抱えて笑う彼。





「楽しいな」


「全っ然」


「こんなに笑ったの初めてだわ」


「そうですか、よかったですね。

もう一生笑ってて下さい」



「やだ」






いちいちムカつく人だ。






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