I LOVE……
「確かに同情がないって言ったら嘘だっ!
だけどみんなは……凛姉や麻弥や麻奈や咲ちゃんは…
俺の大切な人なんだっ!
みんなと別れて…みんなを引きとめれなかった自分が憎かった!!腹ただしかった!!」

俺は自然と声を荒げていた。

「みんなを家族として迎えいれたい気持ちに変わりはないっ!
たとえそれが同情だったとしても……
俺は!!みんなからもらったたくさんの暖かさを!!
今度は俺がみんなにあげたいから……」

俺は言い終わると俯いた。

我ながらすごい恥ずかしいことを言ってる気がする。


周りが聞けば、偽善や自己中と思われるだろう。

昔なら諦めていたけど…


今は…この掴んだ気持ちは偽りたくない!!

「ふふっ…。
さすが拓ちゃんね!」

「え?」

「今の拓ちゃんは同情でみんなと接しようとしている。
それがどれだけ残酷なことで…どれだけ悲惨なことか…
拓ちゃんは分かってると思う。
だからこそその事実を決して忘れないで
。」

俺は静かに首を縦に振った。

「でも今の彼女達の心を癒せるのは拓ちゃんだけよ。
昔から一緒にいた拓ちゃんとみんななら…
きっと素敵な家族に…なれるわよ!」

はぁ…

母さんは相変わらずすごいよ。

俺の尊敬するただ一人の親。

「頑張りなさい。拓ちゃんは私の大切な宝なんだからっ!
拓ちゃんが感じたこと…全部みんなに伝えてきなさい!」

母さんはそう言って笑顔で背中を叩いた。

「っっ!?母さん…痛いよ。
でもありがとう。
俺に何ができるか分からないけど…
今は俺の背いっぱいをみんなに伝えるよ!」

「それでこそ私の息子ねっ!
じゃぁいってきなさい。
あとご飯ができたからついでにみんなを呼んできて。」

チラッとテーブルを見ると、
何とも豪華な料理が並んでいる。

俺は立ち上がりリビングに出た。

「ほんと…馬鹿で優しすぎ。
まったく誰に似たのかなー??」

母さんは優しそうな、眩しい笑顔で言った。


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