第2ボタン。

その俺の小さな反応に瑛汰が気づいたのか、

「そう。実衣ちゃん」

瑛汰はニヤリと笑った。

「俺、○○高校にしよっかな…」

ふはって瑛汰が吹いた。

「お前、わかりやすいなー」

「うっせー」

「なぁ、いつから?」

「いわねーよ」

「つまんねーの」

そう言って、瑛汰は前を向いてしまった。

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