理想の恋愛関係
友達。


なんて素敵な言葉だろう。


友達だと言う事は、電話をする事も、食事に誘う事も許される関係と言う事。


偶然会ったら、駆け寄って話しかける事が出来る関係。


なんだか周りの景色が明るくなった気がした。




「と言う訳で友達になったの! 別れどころか、凄い進展だったわ」


早速、上機嫌で報告した私に鈴香は微妙な顔をして見せた。


「……でも元は婚約前提で付き合ってたんだから、後退したんじゃないの?」


水を差す様な言葉も、今の私は気にならない。


「精神的な繋がりが前進したって意味だから。優斗君から友達って言ったんだから嫌々付き合ってた頃よりずっと近くなったわ」

「そっか……まあ良かった。緑、幸せそうだし」


鈴香は苦笑いを浮かべながらも、そう言ってくれた。
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