【完】★☆恋愛パスポート☆★
そんなことをして、立ち止まっていると、

例の駅員さんが私たちに声をかけた。

「はい、そこ、危ないので、立ち止まらないで、気を付けて。いってらっしゃい。」


「あっ、すみません。」私がそう言うと、

奈優先輩はいきなり私の左手をつかみ、手をつないできた。

そして、

「和真、またあとでね。」と奈優先輩は言い、


和真先輩を置いて、手をつないだまま、小走りに高校へ向かった。


私は、胸がドキドキした。こんな美人な先輩に気に入ってもらえて・・・・


でも、その時、私はまだ気づいていなかった。


この胸の高鳴りがなんなのか・・・・・・・・


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