犯すタブー……綺麗顔した隣人と
「えーと、あのっ、な、何か、御用で?」
驚き過ぎて慌てふためく私に、
「実はもうすぐ転勤で引っ越しになるんです」
と息を吐いた。
「そうなん……ですか」
王子が隣からいなくなる。いつかはそんな日が来るとは分かっていたけど少し寂しい。
というか、わざわざ挨拶しに来てくれた事が驚きだけど。
見収めに、とじっと見つめると、王子は笑う。
「ねぇ、それ誘ってるの?」
そんなつもりじゃ……と言おうとした私の唇を、玄関に押し入りながら王子は奪った。
「いつかこうしたいってずっと思ってた」