理想の恋愛
いくら、食堂があるといっても、クラスの半分以上は教室で昼食を取っている。

その中でのあれだからな…たまったものじゃない。


「あぁ、そういえば放課後みんなでどこに行くつもりなんだ?」


俺は、話をそらすために適当に思い出した話題を振りかける。


「そういえば行先を考えてなかったわね」
「カラオケとかでいいんじゃね―の?」
「カラオケは和磨と明香が暴走するし、麗が寝るからなしだな」


これだけ個性の強いメンツと遊びに行くとなると行先決めだけでも一苦労だ。

ちなみにカラオケに行くなら、この三人で遊ぶときのみである。
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