高校生ー揺れる関係ー
「誰?あんた」

「俺?俺はね…この辺を取り仕切ってる 樹龍(きりゅう)の頭…一応総長。」

「その総長がなんかご用ですか?」

「あれっ?驚かないの?族とか総長とか…」

「別に…てか、私のお父さんも昔入ってたから…族。だから、慣れた、そういうの。」

「そうなんだ!!
だから、強いのか…血筋ね…」

「はぁ?
血筋とか言わんで!!
これは…私の実力。お父さんは関係ない!!」
と、私は、力強く言った。

私は、いつも昔のお父さん比べられる。
そして、喧嘩の強いこともお父さんの血筋があるからって…皆私の実力にはしてくれない。
これは…私のコンプレックス。

何もかもお父さん、妹と比べられる。

だから、赤の他人に知ったように言われたくなかった。

「それは…すまん。」
と、総長に頭を下げられた。
後ろにいる人らも驚いた。
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