高校生ー揺れる関係ー
【ブッーブッー】
と、胸ポケットにある私の携帯が鳴った。

表示を見ると、
【栄一】
(あっ?!)
と、つい私の頭には怒りマークが浮かんだ。
愛海はそれを見て、小声で「落ち着け~歩夢ー。その顔は栄一から?」と言った。

私は小さく頷いた。
そしたら、愛海から無理矢理立たされて背中を押された。
「キャ!?」

「んな声出すな。
早くトイレでも行って、電話でな?
早くしないと、切れるよ。
ここは任せな!!」
と、言われた。
私は渋々トイレに走った。

< 264 / 379 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop