高校生ー揺れる関係ー
「ねぇ?栄一。
私・・・一樹に嫌われちゃったかな・・?」

「んー…かもな。
しかも、俺まで巻き込みやがって。
俺まで嫌われただろ~が。」

「うぅー…だよね…。
ごめんね。」

と私はうずくまって謝った。

「らしくないなぁ~。
いつもなら、桓武言わずに殴るくせに。」

「んなことしないよー。
てか、栄一こそ他に言えないのよー慰めるとかー。」
と涙目で訴えた。

「慰めたら、お前が惨めになるだろ。
ほら、立ちな。
俺ら道の邪魔してんだから。」

「うー、うん。」
と、私たちはホームに入り、ホームから水族館をみた。

「ちゃんと帰ってるかな?」
と、ボソッと言ったら、後ろから頭にチョップが飛んできた。

「痛ぁーい!!!!!!
何すんのよー、馬鹿栄一!」
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