高校生ー揺れる関係ー
「お、涙が引いたか?
泣き虫に逆戻りしたかと思ってたぞ。

てか、一樹は心配いらない。
ちゃんと帰ってるよ。
てか、俺らも帰らなきゃな。」

「誰が泣き虫になるか~!!!
たまたま栄一と一緒の時に泣いてるだけ。

てか、電車まだかな?
ちょっと見てくる。」

「あぁ。」
と、わたしは時刻表を見に走った。

「はぁ・・はぁ・・。」
ちょっと小走りで時刻表見に来たから、ちょっと息切れしてしまった。
しかも、慣れない靴だから、かなりの体力が削れた。
(ぅう・・・足が痛いよー。
てか、次の電車・・・・あ、まだ時間あるじゃん。)
と、私が時間を確認して、栄一が居る所に歩いて戻った。

でも、戻るなり私は不機嫌になった。
何故なら、ホームのベンチで間抜けな顔して寝てる栄一が居るから。
ただ寝てるだけこんなにも不機嫌にならない。
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