高校生ー揺れる関係ー
でも、蹲っても聞こえるのは女の声。
余計にいら立ち。
もうどうでも良くなった。

「栄一の・・ばぁーか。」
と、呟いた。

そして、私は立ち上がり、上にあがった。
なんか見てると胸が痛くなるから。

「・・といって、上来たのはいいけど。
暇だなぁー。」
と、上でうろちょろしてた。
けど、下が気になってどうしようもなかった。
だけど、下に降りるのもなんか嫌だったから、メイク直しでトイレに入った。

そして、鞄からメイクポーチと携帯を取って洗面台に置いた。
鏡と向き合いながら、不満顔でメイク直しをしてた。

けど、どうしても携帯が気になった。
栄一から連絡来ないとか心配してくれてるのかとかと思って、メイクを直す度に鏡を見るたび携帯を見てしまう。

でも、連絡は全然来なくて、いつもより丁寧に時間をかけたメイクも終わって、電車も来る時間も迫ってる来てたから、仕方なしにホームに行くことにした。

< 323 / 379 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop