高校生ー揺れる関係ー
だからといって、携帯のせいでわけなく、ただ自分の動揺が認めてしまう気がして、嫌だったからついぶつけてしまった。
我ながら…みっともないな。

(なに、今更・・こんなに動揺してんだ!
過去にも、元彼達にさんざん言われたしー・・やられたのに、動揺してんだか・・。
馴れっこだろー。

あぁーむしゃくしゃするー!
この胸のときめきは何なんだーもう!!)
と、ずーっとイライラした。

目の前に居る栄一は、そのただよらぬオーラを悟ったのかこっちをチラチラ見てた。

(歩夢・・お前何やってんだか。)
と、心の中で思ってたらしい。

そして、栄一が降りる駅の手前の駅で栄一の誘導で椅子に座った。
隣にいるのは、疲れて眠る栄一の寝顔があった。
でも、何食わぬ顔で人の肩に頭を乗せ、凭れ掛かってるのはちょっと驚いた。
けど、思ったより可愛い寝顔だったから、怒りが湧いて来ず・・なにも言えない状況。
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