高校生ー揺れる関係ー
【フワッ】
と、急に誰かが私を抱きしめた。

「大丈夫だよ?歩夢。
歩夢が悪いわけじゃないんだしさ?
てか、私が歩夢疑うわけないじゃん。」
と言われた。
私を抱きしめてくれたのは
            有紗だった。

その途端、ホッとしたのか分からない感情が込み上げてきた。
そして、有紗の腕で泣いた。
有紗は、ただただ私の頭を優しく撫でてくれた。

(有紗・・・
      大好きだよ!
冬馬に負けないくらいにね?)
と、心の中で有紗にそう呟いた。
< 94 / 379 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop