年下男子警報!!
Side若菜
「怪奇現象ぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
あれから翼くんに連れられて厨房にやって来た私たち。
で、これ。
「おっ!!若菜!!日向!!ちょっと聞いてくれよ〜!!」
私たちを見るなり目を輝かせて、興奮した様子で喋りだす夏樹。
なっなんだ、なんだ!!?
急に!!?
「あのな!!さっきからなんか知らねーけど包丁とか食器とかいろいろ飛んでくるんだよ!!すごくね!!?怪奇現象じゃね!!?」
「それヤバいよ!!包丁飛んでくるとか命狙われてるじゃん!!」
てか、なんで夏樹は命狙われているのに目を輝かせているの!!?
訳わかんないよ!!
「何にだ?」
叫ぶ私を不思議そうに見つめる夏樹。
相変わらず鈍感だね!!