空と海






もしかして


「永久………、熱がないか………?」


俺は、永久の額に手を当てる。



熱い………。



それに、トロンとした目に赤く染まった頬。


「熱………。あぁそっか、だからこんなに身体がだるいんだ。」



「馬鹿かッ!!!!!!そっかじゃねぇよ!!!!!家何処だ!!?送っていってやるから!」


少し永久に怒りながら言うがへにゃりとしていて永久が聞いているのかいないのか分からない




身体がだるいんだったら家から出るなよ。
倒れたりしたらどうするつもりだったんだろうか………。





永久の手をフルフルと首を振りその場に立ち止まる永久



「どうした、永久?」





「...こ、だっこ、が...いい」





上目遣い、足すことの永久の可愛さ、




やばい...



理性が...





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