空と海
「「おい!!大丈夫か?」」
俺は、慌てて右腕を掴み、岡田という男も永久の左腕を掴む。
永久は、俺たち二人に支えられてやっとかっと立っている状態だ。
だけど、永久は意地を張っているか分からないが、
「………あの…二人とも離して……?」
と言って、ひとりで市に向かおうとする、
「はぁッ!!!!!?永久、お前立ってるのもやっとかっとじゃねぇか!俺が家まで送ってやってやるから!」
岡田という男はそう言って、永久を連れて帰ろうとするが、俺としては、こいつと永久を一緒に居させたくない。
だから………。