MYG倶楽部 〜まるで夢のような学校生活のために〜
右の斜め前の席に座る大志と声量に気を使いながら喋る事に疲れた傷は、通知表をさっさと仕舞って担任の話に多少は集中してやる事にした。


「えー、皆さん夏休みは大変楽しみにしている事だろうとは思いますが、王生中の生徒として恥ずかしくないような行動を―――」




…………相変わらず、つまらない。




傷は4秒で担任から顔を背けると、窓の外に広がる空を見つめた。


目が痛くなりそうな青に、柔らかい白が浮かんでいて。





何故だか、身体が疼いているような気がした。




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