MYG倶楽部 〜まるで夢のような学校生活のために〜
「……んで、お前は何でここにいんの?」


「あ?うーん………………あ?」


「聞けや」


十分程経ち、傷がユーラシア大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、オセアニア大陸の料理を制覇してアフリカ大陸に取りかかろうとした時、突然指に付着したジャムをビル・ゲイツに舐められている淳夜に聞いた。


「こら、ジャムは身体に悪いから駄目だってば……で?」


「“で?”じゃねぇ−よ!!何でお前は悠々と人ン家に侵入してあろう事か朝食を頂いてやがるんだって聞いてんの!!」


「あ-、その事ね-」


淳夜は何という事もなさそうに、ビル・ゲイツを自分の手から引き剥がす。


「何でって、そりゃあ傷を起こしに来たのさ。そんでもってついでに朝ごはんを貰いに来たのさ」


「何で既にメシを食う事が目的に入ってんだよ!!自分の家で食えよ!!」


「もちろんそのつもりだったさ。昨日の夜まではね」

「は?」


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