actually



「なんか色々ギャップがあるんですけど・・・」


homeの廊下はこの外観に見合うほど古くはない


更にリビングはまだ新しい





「うーん。何処から説明すればいいんだろう

まずこの洋館は凄く昔に主人を亡くして空き家だったんだ

それを僕たちが無断で使ってるんだー」



「それ、この土地を買いたいって人が現れたらどうするんですか?」



「近所の人とかにこの洋館の変な噂沢山流してあるから大丈夫じゃないかな?」


「噂を信じない人だったら?」



「そんなの力づくで何とかするよ」



イタズラっ子のような笑みを浮かべながら私の質問に答えたダイさん


絶対"力づく"って拳銃とかで脅すってことだよね





「あ、勿論近所の人達はこの洋館に人が住んでいるなんて知らないからばれないようにね」



「はーい」




正体隠すだけじゃなく存在まで隠して暮らさなきゃならないのか


なかなか大変そうだ




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