actually
渡された洋服をとりあえず着てみる
黒いストレッチタイプのスキニーパンツに
肩回りが少しゆったりしたトレーナー
見事にサイズはピッタリで少し怖い気もする
何処に行くのかも何をするのかも知らされていないため
何を持ってけばいいかわからず取りあえず手ぶらで玄関へと向かう
途中リビングを通ったが相変わらずダイはパソコンとにらめっこ
「あ、ウミ。これからアキのところ行くのー?気をつけてねー」
「うん・・・ダイはこれから何をするのか知っているの?
アキ、何も言わずに先に行っちゃって」
「知ってるよー、でもアキが何も言わなかったんだったら僕は教えられないよー」
「お楽しみって奴?」
そうウミがたずねるとダイはコクリと頷き再びパソコンへと意識を集中させた
仕方ないか、と玄関へと再び足をむけるウミだった
玄関に着くとすでにアキは到着していた
「じゃあ、いきますか!」
そういってコートも着ないで玄関を開けようとするアキを慌ててとめる
「アキ、そんなんじゃ寒いよ!」
「え?あぁ、そうだね。慣れちゃってたから気付かなかった
じゃあちょっと待ってて!取ってくるから」
そう言うといつの間にか靴を脱いで再び部屋へとアキは向かった