actually


部屋から戻ってきたアキはお揃いの2つのジャケットを持ってきた


それを着て外に出るの山奥なだけあってなかなか寒い



少し森の中を進むと開けた場所にでた


足を止めてこちら前を歩いていたアキが振り向く





「さ、訓練場所に到着したわ!
射撃訓練は私が担当よ!
最初は難しいかも知れないけどすぐ慣れるから」



「え、訓練?もしかして昨日言っていた?」




「そうよ。

じゃあこれ、渡しておくわ」




そういって渡されたのは刑事ドラマなどでよく見る拳銃だ




「拳銃の持ち方はこうね。」


アキが実際に持って説明する


心の準備が整わないうちにどんどん進んでいく出来事に少し焦りながら何とかついていこうとするウミ




それを見たアキは少しだけ待っていてくれたがすぐに説明は再開した




「構えは・・・ウミって右利きでいいのよね?」



「え、ええ。」




「わかったわ。じゃあ左足を半歩前に出して
右手を前方に伸ばして構える。
左手は脇を締めて、グリップに添える


この構えは移動重視よ。他にも構えはあるけどこの構えが一番実用的」



アキをチロチロ見ながらなんとか格好だけはマネをする



普段は腕を地面と平行にすることなんてないから地味に疲れる







< 42 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop