actually

ところ変わって、ここはNUKAZUKE本社ビル40階廊下

エレベーターの到着を知らせる音と共に1人の掃除婦が現れた

この掃除婦は社内でとても有名だ、勿論いい意味で

ベテランと言うこともあるであろうが、とても親しみやすく、面倒見がよく、掃除もいつも丁寧にしてくれるからか、社員には"おばちゃん"と呼ばれ親しまれている

そのおばちゃんはとても大きな掃除カートを押しながら廊下をひたすら突き進んでいた

そして一番奥の部屋、生田目が先程入っていった部屋に着くと
扉をノックした

『誰だ』

扉の向こうからは不機嫌そうな男の声がかえってきた

しかしおばちゃんは特に気にした様子もなく言葉を返す

「掃除のおばちゃんだよ。今の時間はここの部屋の掃除を任されているんだけどねぇ。
入ってもいいかい?」

『どうぞ』

わりと簡単に通してくれた声の主

おばちゃんがドアを開けるとそこには5人の男が机を取り囲んで何やら話し込んでいた

「すまんな、おばちゃん。急な打ち合わせでこの部屋を使うことになってしまったんだ。」

先程の声の主が部屋に入ってきたおばちゃんに謝罪をする

おばちゃんは微笑み、カートを右奥から手前に二メートル、左に四メートルの床の上に置いた
そして掃除道具を取り出しながらことは言葉を返す

「それがあんた達の仕事なんだから仕方ないだろう。・・・おっと失礼、道具を床に落としてしまったよ。ごめんねぇ、大きな音を出してしまって」


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