actually
「じゃあお仕事頑張ってね」
おばちゃんはそう言うとカートを押して部屋を出ていった
そしてエレベーターに乗ると34と欠いてあるボタンを押した
エレベーターはゆっくりと下に降りていき、到着を知らせるチャイムと共にドアが開く
おばちゃんは再びカートを押して次の掃除をする部屋へと向かった
向かう途中、おばちゃんの進行方向にある部屋のドアが開いた。
そこから、何人かの、少し年をとった男達が出てきた。
その中の一人が叔母ちゃんに気づくと声をかけた
「おばちゃん、掃除?いつも助かるよ」
「そういって頂けるとこちらもやりがいがあるというものですよ。いつも声をかけてくださってありがとうございます、社長。
では、今日は急いでるんで失礼しますね」
そう言って去ろうとするおばちゃんを男、社長はじっと見つめる。
「おばちゃん、今日のカートは少し重そうだね」
既に歩きだし社長に背を向けていたおばちゃんは、一度振り返り微笑んだ
「年かしらね。心配してくれてありがとうございます」
そして再び歩きだし掃除部屋へと向かった
部屋に到着するとドアをノックし、人が居るか居ないかを確かめてから部屋に入る
カートを固定し、掃除をしはじめるのかと思いきや、おばちゃんはカートに顔を近づけた
「生田目さん、出てきて大丈夫よ。
山田くんは2回のラウンジにいるはずだから。」
その声の後、器用にカートの下から這い出た生田目
「ありがとう、おばちゃん。」
生田目はお礼を言うとさっさと部屋を出ていってしまった。
残されたおばちゃん
やっと掃除をするのか、大きく伸びをして
「さて、あたしも戻りますか。気になることもあるし」
どうやら掃除はしないらしい