俺様編集者に翻弄されています!
「Hi nice to meet you. Im Anthony are you Yuri aren`t you?」
<どうも、はじめまして、アンソニーです。君はユーリだよね?>



「え、えっと、い、いえーす」



 どうやら悠里が英語を話せる人間だと勘違いしているアンソニーが次々と話しかけてきた。下手にできもしない英語なんて喋るもんじゃない、と悠里は後悔した。



「ひ、氷室さん……へるぷみー」


「ったく……」


 すがるような目で悠里は氷室に訴えると、頭をぽんぽんと軽く叩かれた。



 ドキン―――。



 ほんの些細なスキンシップが悠里の心を揺るがせる。



(氷室さん……やっぱり、かっこいいな)


 アンソニーと流暢な英語で話している氷室を、ぼんやり眺めていると頭の中が霞がかってくる―――。
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