俺様編集者に翻弄されています!
「私を喰いモノって、そんなゲテモノ食いには見えなかったんですけど、宮森さんならもっと―――」


「馬鹿、お前は男を全然わかってない」


「ば、馬鹿って……? な、なんのこと―――んんぅ!?」


 刹那、目の前が真っ暗になったかと思うと、ふいに唇に温かな感触がした。


ふわりと氷室のフレグランスの香りが鼻腔をくすぐり、悠里は目を見開いたまま呆然となった。



 突然の口づけは悠里の頭を真っ白にさせた。にわかに信じがたい現状に朦朧とする中、氷室の唇は温かすぎた。
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