【完】ヒミツの恋を君と。
ん、へ…???




「真っ赤な顔してなに期待してんの?」


「!?」




あたしから離れた顔を見つめるとイジワルな表情をしてる。


口だけパクパクしているあたしの顔を見て、ククッと噛み殺したように笑った。




「な、な、なっ!?」




言葉にならない声しか出ないあたし。

あ、あ、あたしが腕を掴まれたくらいで赤くなったからからかわれたんだ?



ホントになんなのこいつ……?



見た目は“大人しそうなオタク青年”のくせに!

どう見たって女に慣れてなさそうなのに!



女をからかって遊べる“余裕スキル”を身に着けてるのはなにゆえ?



そのスキルどこで仕入れてきたの!?





河野は、屋上にポツンと置かれてるベンチに向かって移動しながら独り言のように呟いた。




「お前みたいな“反応”が出来る男なんていないよな?」


「…はい?男?」




意味が分からずその場で固まったままのあたし。

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