【完】ヒミツの恋を君と。
晴とキスした時、どれも眼鏡なんて掛けてなかったけどな?



『眼鏡があったらキスしにくかっただろ?』



その言葉の意味が判らず、黙り込んでしまったあたし。

そんなあたしの顔を晴が体を離して覗き込んでくる。



間近で見る晴の顔に頬が燃えるように熱くなって。

そんなあたしを見て、晴が満足げに笑う。



「お前、もうひとつ秘密にしてることあるだろ?」


「えっ?秘密?」


「球技大会の日、俺ここでサボって寝てたんだよ。その時、お前にキスされる夢を見たんだけど、やけにリアルだったんだよな」



その言葉に、更に頬に熱が駆け上がってくる。



晴の夢の通り、球技大会の日、眼鏡を掛けたままで寝てる晴に、キスをした……


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