好きって言うまで離さねぇ。
最近新しく出来たばかりだからかショッピングセンターはたくさんの人で賑わっている。
そろそろお昼時ということもあってか、家族連れも多い。
「とりあえず、昼飯食うか?」
エレベーター近くにある地図を見ながらそう提案してきた冬哉。
家を出たのが、朝食のすぐ後じゃなかったから……ちょうどお腹が空いている。
思わずお腹が鳴りそうなくらい。
「うん!何か食べたい」
冬哉がそれに頷いて歩きだすと、私もついていく。
ついていく、というより引っ張られる、といった感じ。
───手は繋がれたままだから。