オオカミとお姫様
「あのさ、ここはホテルじゃないんだけど」

「うっせ、変態栄養士」

「変態じゃないし」

「保険医時点で変態だろ」

俺が話している相手は、保険医兼栄養士の先公。
名前は…平野健太だったかな。
屋上にいたところ、拾われた。

「こんな面倒な奴だったら拾ってくるんじゃなかった」

「は?」

「別に。…いい加減教室戻ったら?」

「やだ」

もう教室には戻らないって決めたんだ。
詩音のために。
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