オオカミとお姫様
「まぁ、無理に戻らせるようなことはしないけどさ」

「あっそ。じゃ、俺寝るんで」

勝手にベッドをひとつ占領する。
この先公は他の先公と違う。

俺に媚びることも、壊れもののように扱うこともない。
俺の顔色を伺うこともない。
ムカつくことを言ったりするけど、嫌な感情にはなかった。

特別扱いされないって、こんなにも楽だったんだな。
あ、でもこれもある意味特別扱いだな(笑)
そんなことを思いながら眠りについた。
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