アンラッキーなあたし
「あなた、性格悪いでしょう?」

いきなりそんなことを言われた恵梨菜はきょとんとしている。

「あなた、裏表が激しいわね。これじゃ、恋人なんていつまでたってもできないわよ」

「な、なによ、いきなり…」

恵梨菜の顔が見る見る赤くなっていく。

ああ、愉快、愉快。ダイヤモンドゆかい。

あたしはますます調子に乗り、

「まずはね、その捻じ曲がった性格をお直しなさい。それと、お茶の入れ方くらい覚えなさいよ。そうじゃなきゃ、恋人は勿論、結婚なんて夢のまた夢です」

そう言ってやった。

「もういい!」

恵梨菜は目の前のカードをぐちゃぐちゃにすると、

「何よ!カリスマ占い師って聞いてたのにインチキじゃない」

と、憎まれ口を叩く。

あたしは、何ごともなかったようにカードを集め、つんとすました。

ふん、これまでの仕返しだ。

恵梨菜はまだぷりぷりしている。
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