アンラッキーなあたし
食事を終え、店を出ると、瞬があたしの手をさりげなく握った。あたしは、まだ、信じられない気持ちでいっぱいだった。

だって、この人が、この長身のイケメンがあたしのダーリン?みなさん信じられますかー?と拡声器で叫びたい。

「ちょっと、寄りたいところがあるんだけど、いいかな?」

少し歩くと瞬が尋ねてきた。

もしかして、それって、ラ、ラブホなんて場所じゃないわよね?

どきどきしながら瞬を見上げると、

「あ、さくら、なんかやらしいこと考えてるだろ?」

と笑われ、あたしは慌てて否定した。

いかん、いかん。あたしたちはまだ交際したばかりなんだから。だいたい、瞬はそんな人じゃないわ。

そう自分に言い聞かせてみたものの、もしもラブホだったらどうしようと、ドキドキした。

パンツ、グンゼのじゃないわよね?
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