アンラッキーなあたし
通帳に、直接お金が振り込まれるシステムは恐ろしい。
無人契約機から罪悪感とともに引き出す金とは違い、まるで初めから自分の金だったような錯覚を起してしまう。
が、浮かれすぎたあたしは、そんなことには気付かない。
さっさと荷物の整理をし、ごみを捨てる。ついでに、ペンケースにぶら下った呪いの人形不気味君三体もゴミ箱に捨ててやった。
もう、こいつらと顔を合わせることもあるまい。
さよなら、ハゲ、ブタ、ブリッコ。アディオス。
明日にはこの三体も灰になっているだろう。思い出したくもない思い出は置き去りにするに限る。
新たな門出には相応しくない。
無人契約機から罪悪感とともに引き出す金とは違い、まるで初めから自分の金だったような錯覚を起してしまう。
が、浮かれすぎたあたしは、そんなことには気付かない。
さっさと荷物の整理をし、ごみを捨てる。ついでに、ペンケースにぶら下った呪いの人形不気味君三体もゴミ箱に捨ててやった。
もう、こいつらと顔を合わせることもあるまい。
さよなら、ハゲ、ブタ、ブリッコ。アディオス。
明日にはこの三体も灰になっているだろう。思い出したくもない思い出は置き去りにするに限る。
新たな門出には相応しくない。