携帯小説~誰かのための予言~
ミサと別れて、住宅街を歩いていると、先日山木トモの家を教えてくれた女性に出くわした。
「あら、あなた…」
「先日はありがとうございました」
「お線香上げられた?」
「いえ…それがちょっと」
女性は私の言葉を遮った。
「無理もないわ。山木さんの奥さん、トモちゃんが亡くなってからずっと落ち込んでて」
「そりゃそうですよね、実の娘が亡くなったんですから」
「血のつながってないほう死ねばよかったんだなんて、あの事件の直後にはよくわめいていたわ」
「血のつながってない…?」
「あら、やだ。わたしったら余計なことを…」
「お願いします、教えてください」
女性はもともと隠すつもりはなかったのだろうが、もったいぶって真実を教えてくれた。
「実はね、山木さん夫婦は再婚同士なの。トモちゃんは奥さんの連れ子、ミサちゃんはご主人の連れ子でね。トモちゃんが生きていたころはそれなりにうまくいってたみたいなんだけどね」
「あら、あなた…」
「先日はありがとうございました」
「お線香上げられた?」
「いえ…それがちょっと」
女性は私の言葉を遮った。
「無理もないわ。山木さんの奥さん、トモちゃんが亡くなってからずっと落ち込んでて」
「そりゃそうですよね、実の娘が亡くなったんですから」
「血のつながってないほう死ねばよかったんだなんて、あの事件の直後にはよくわめいていたわ」
「血のつながってない…?」
「あら、やだ。わたしったら余計なことを…」
「お願いします、教えてください」
女性はもともと隠すつもりはなかったのだろうが、もったいぶって真実を教えてくれた。
「実はね、山木さん夫婦は再婚同士なの。トモちゃんは奥さんの連れ子、ミサちゃんはご主人の連れ子でね。トモちゃんが生きていたころはそれなりにうまくいってたみたいなんだけどね」