《爆劇落》✪『バランス✪彼のシャツが私の家に置かれた日』
「真澄さんのその初々しい態度。なんなの? すげー可愛い」
トレーナーを着る前に、三浦くんは私をハグした。
「ちょっと。待って!」
三浦くんの顔が私の顔の真ん前に来ていた。
ぎゅっと力を込めて掴まれる両腕。
「待たない」
「んっ!」
三浦くんの唇が私の唇を塞いだ。
三浦くんの唇は柔らかくて、かなり強引な割には凄く優しい触れ方だった。
心配ないよ。
こんなに俺は好きなんだから。
大丈夫、怖がらないで。
三浦くんの指先が、ゆっくりと私の髪を撫でていく。
まるで幼い子供にでもなったようにされるがままだった。
抱っこされて寝室のベッドへそっと寝かされた。
ベッドの上でも、包むようなキスが落ちてきた。前回した三浦くんとのキスは、小鳥みたいに可愛い感じだった。
でも、今日のキスは、可愛い感じから大人な感じに変わっていく。
見つめ合いながら唇を合わせ、触れる唇の間から熱く入り込んでくる舌にしびれそうな感覚を味わった。
キスの途中に顔を上げ揺れる瞳で三浦くんが言った。
「真澄さん、俺の体にもつけてよ。リップの痕」
「ッ…馬鹿!」
なんて恥ずかしい奴! キスも勝手に濃厚だし、電気も点いたまま。
「ちょっと……」
体を起こそうとしたら、三浦くんが「逃がさないよ、真澄さん」って首筋にキスをしてきた。