《爆劇落》✪『バランス✪彼のシャツが私の家に置かれた日』
せめて、電気は消さないと!
三浦くんの指先が私のブラウスのボタンを外し始める。
いや、あの……えっと……
焦る私の気持ちが通じたのか、キスをやめて私の顔を上から見つめる三浦くん。
「いや?」
甘くて切なそうな声で言われた。
胸がドキンとした。
「いやっていうか……」
いやっていうか、久しぶりのエッチに自信がない。
いろいろと大丈夫だろうか?
体自体もだし、下着も、毛の処理も……。
全てに自信が持てない。だが、ここまで来て、止めてとは言えない。
あ、シャワーも浴びてない。
あ、くさいとか思われたら……どうしよう。
そんな風に思っているうちに三浦くんが、ブラウスのボタンを全て外してしまった。
なんて、手が早い!
ブラウスの少し開いた隙間に、キスを落とし始める三浦くん。
あっ! 待って、その先は!
三浦くんのつむじを見ていたら、三浦くんがキスをやめ私の体から顔を上げて、自分の鼻と口を掌で覆った。
え!
なに? その格好! まさかのやっぱりくさいから止めるってサイン?
だから言いたかったのに! くさいからまずシャワーを浴びないとって!
ブラウスの前をはだけたままの私は、今の状況に心底ゾッとしながら頭を上げて体の上に這うようにキスをしていた三浦くんと視線をばっちりと合わせていた。