無愛想な彼に恋しました
こ、荒城君!!あなたはもっと空気というものを呼んでほしい!
「じゃ…私もこれで…」
この耐えきれない空気に私も教室へ戻ろうとした時
ガシッと手首をしっかりと捕まれた。
「ね、初原琴音さんでしょ?」
「へ?どうして私の事……」
「知ってるよ~。今日お姫様抱っこされてきたって人でしょ?」
あ~…ちーちゃんの罠ですっかり忘れてた…。
「あはは…。そんなに噂になってるんだ?」
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