無愛想な彼に恋しました


あまりの可愛さにジッと見詰めていると私に気付いたようで


「あ、ごめんなさい!もしかしてお取り込み中だった?」


と、慌て始める。


「あ、確か初原が……」


「ううん!大丈夫!もう終わったよ」


本当は終わって無いけど、その子は私の事を邪魔というような視線を向けてくる。


「そう?それなら俺戻るから」


そんな視線なんて気付いていないのか荒城君が私より先に教室へと戻って行った。



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