隣に座っていいですか?
「ごめん」
何度断って
何度
達也を傷付けるんだろ私。
「ごめん」
ブランコの鎖を握りしめ
唇を噛み
足元から目線を外せない私に
「そんなに好きなのか?」
達也は言い
私はうなずく。
「もう勝ち目ないぞ」
うん
「コブ付きだぞ」
うん
「婚約者いるんだぞ」
うん
「再婚すんだぞ」
うん
でも
好きなんだ。
苦しいくらい
切ないくらい
どうにもならないくらい
好きで好きで
たまらない。