気まぐれ王子とサル女
昼休みになり、
俺のクラスに大川美沙が来た。
「爽太くーん!」
メアドを教えてからというもの
ほぼ毎日メールが来る。
学校で会うといつも話しかけられる。
正直めんどくさい奴だ。
「...でね、昨日さ〜」
なんか勝手に盛り上がって
大川美沙は話しているが
俺はいつも適当なあいづちをして
流しているばかり。
ふと、廊下の方を見ると
ななが楽しそうに陽葵と話している。
ななが可愛くなったのって...!