気まぐれ王子とサル女

◆私のヒーロー




それからの私はというと
周りからも好評というのともあり
女子力向上を続けていた。



でも当の本人である
爽太には、ウンともスンとも言われない



そんな私は今、
部員のみんなで夕飯を食べ
みんながお店から出てくるところを
待っている。



「ななみーん!」


後ろを振り返ると
先輩が1人いた。


その先輩は私を手招きした。


私は先輩の方へと駆け寄ると
「何ですか?」と
首をかしげた。



< 109 / 213 >

この作品をシェア

pagetop