気まぐれ王子とサル女
◆私のヒーロー
それからの私はというと
周りからも好評というのともあり
女子力向上を続けていた。
でも当の本人である
爽太には、ウンともスンとも言われない
そんな私は今、
部員のみんなで夕飯を食べ
みんながお店から出てくるところを
待っている。
「ななみーん!」
後ろを振り返ると
先輩が1人いた。
その先輩は私を手招きした。
私は先輩の方へと駆け寄ると
「何ですか?」と
首をかしげた。
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