気まぐれ王子とサル女
すると先輩はしゃべり出した。
「ななみん最近変わったね!
可愛くなった。」
私は"可愛い"と言ってもらえたので
素直に「ありがとうございます!」と
答えた。
「でさ...俺、ななみんのこと
好きになっちゃった!
付き合ってよ。」
え?
急な先輩からの告白で
私の頭は一瞬思考回路が停止した。
「なっ、なっ、何言ってるんですかー。
またまた。そこまでのお世辞は
要らないですよ♪」
私は先輩からの告白は
冗談だと思い笑ってかえした。
しかも、この先輩
部活の中でも"チャラい"と
評判である。
私のことを好きになるはずがない。