君に逢いたくて~最後の手紙~
「梨衣奈、優斗、今日はもう
寝なさい。疲れたでしょ」



「「うん」」



私たちはさっとお風呂に入って、
私は自分の部屋、優斗は
私の隣の空き部屋で布団を
敷いて寝ることにした。





…隼人……どうして…。



あんなに優しかったのにな…。



大好きだったのに。



…信じてたのに…。




私はベットに横になりながら
隼人のことを考えた。



隼人にはもう会いたくない。



でも負けたくない。



だから高校はやめない。



隼人の思うままにはさせない。



絶対に…。



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