君に逢いたくて~最後の手紙~
優斗の腕には、痛々しい
針の痕がある。
それを見た瞬間、私は
心が痛くなった。
そして、優斗の手を優しく握った。
「優斗…。本当に死んじゃうの…?
……やだよ…。…死なないでよ…」
私は耐え切れず、涙を流した。
美夏が私の背中をさすってくれる。
「梨衣奈…。泣かないで。
大丈夫だから…」
私は美夏の言葉にうなずき、
手で涙を拭った。
「この子はね…すごく強い子なの」
優斗のお母さんが話し出した。
美夏と私は優斗のお母さんに
目を向けた。
「…胃ガンだっていうことがわかって、
引っ越しを決意した。
入院して、この子から
笑顔が消えた。
梨衣奈ちゃんに会えなくて、
毎日寂しそうな顔をしてたわ。
口数も少なかった。
針の痕がある。
それを見た瞬間、私は
心が痛くなった。
そして、優斗の手を優しく握った。
「優斗…。本当に死んじゃうの…?
……やだよ…。…死なないでよ…」
私は耐え切れず、涙を流した。
美夏が私の背中をさすってくれる。
「梨衣奈…。泣かないで。
大丈夫だから…」
私は美夏の言葉にうなずき、
手で涙を拭った。
「この子はね…すごく強い子なの」
優斗のお母さんが話し出した。
美夏と私は優斗のお母さんに
目を向けた。
「…胃ガンだっていうことがわかって、
引っ越しを決意した。
入院して、この子から
笑顔が消えた。
梨衣奈ちゃんに会えなくて、
毎日寂しそうな顔をしてたわ。
口数も少なかった。