恋文ポスト




私、高城桃花は走っていた。


何故なら学校に遅刻しそうだから。


いつもの電車の時間はとうに過ぎている。


とにかく一刻も早く電車に
乗らなくちゃ!


私は息を切らしながら
懸命に走った。



――本当は手紙を出すためにポストに寄りたかったんだけどな。





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