【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
二十分ほど歩いて、連れてこられたのは
、可愛らしい外装のカフェ。
「ここのケーキ、めちゃくちゃ旨いんだ
よな~!お昼もついでに食べられるし!
」
お昼、というにはまだ早い気もするけど
、ケーキ食べて話してたら、丁度いいの
かもな、と思い、何も言わなかった。
店内に入ると、一番奥の席まで案内され
た。
「……香坂、甘いのが好きなの?」
メニューを見ながら爛々と瞳を輝かせて
いる香坂にそう尋ねると、香坂はニカッ
と笑った。
「俺、甘党なんだよねー。委員長は?あ
、もしかして甘いの嫌いだった?」
ちょっと不安そうにそう言った香坂。
そんな香坂に、そんなことない、と首を
振った。
女の子は大抵、甘いのが好きな生き物。
当然私だって、すごく好き。
よく、イメージじゃないって言われるけ
どね。