【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
「誘ってないなんて言葉、通用しない。
他の男にもそんな表情してみろ。すぐに
喰われるよ?───骨の髄までね」
「……っ」
「俺だって喰いたくてたまんねーよ。き
っと美味しいだろうから」
喰いたくて……って───
「香坂にはそんな相手、いっぱい居るじ
ゃない」
ふと思い出される、香坂に媚を売る女の
子の姿。
細くしなやかな腰をくねらしながら、そ
の腕に絡み付いて、熱っぽい視線と、甘
ったるい声で官能的に香坂を誘う。
私には真似できない。───真似なんて
、しようとさえ思わないけれど。
「美味しくない」
「え?」
「アイツらは美味しくないんだよ。どれ
だけ艶っぽく喘がれても、興奮しない」
あれ、なんか話が変な方向に……