【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~




「誘ってないなんて言葉、通用しない。
他の男にもそんな表情してみろ。すぐに
喰われるよ?───骨の髄までね」


「……っ」


「俺だって喰いたくてたまんねーよ。き
っと美味しいだろうから」



喰いたくて……って───



「香坂にはそんな相手、いっぱい居るじ
ゃない」



ふと思い出される、香坂に媚を売る女の
子の姿。



細くしなやかな腰をくねらしながら、そ
の腕に絡み付いて、熱っぽい視線と、甘
ったるい声で官能的に香坂を誘う。



私には真似できない。───真似なんて
、しようとさえ思わないけれど。



「美味しくない」


「え?」


「アイツらは美味しくないんだよ。どれ
だけ艶っぽく喘がれても、興奮しない」



あれ、なんか話が変な方向に……






< 130 / 426 >

この作品をシェア

pagetop